女子大学生の職業選択における意志決定に関わる要因
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概要
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685名の大学生を対象に，職業選択決定時の影響要因について調査を行った．質問紙は職業未決定尺度と意志決定行為質問紙票を用い，最終分析対象者は80.9％であった．職業未決定尺度の因子分析では，「既決」「不明瞭」「不安」「探索」などの因子が抽出され，これらを従属変数として相関分析，重回帰分析を行った．その結果，「既決」の者に，高い「自己評価」，「杜会的関連性」重視，「運や縁故」が影響し，「不明瞭」の者には低い「自己評価」「自己欺瞞」「熟慮」，「探索」の者には「短慮」「年齢」，「不安」の者には，低い「自己評価」と高い「ストレス」「短慮」「（非）選択」「運や縁故（のなさ）」が関与していることが明らかになった．Factors contributing to the decision making associated with career selection were analyzed among 685 female university students. While Japan is a rich nation with a wide variety of career choices, it has become increasingly clear in recent years that many students experience difficulty making decisions regarding a career, and cannot or do not select a career on their own. A survey was conducted using the undecided career scale and the decision behavior questionnaire (DBQ). Valid responses were obtained from 554 subjects (80.9%). Based on factors extracted by factor analysis of the undecided career scale, the state of career decision was divided into "settled", "unclear", "anxious" and "searching". Furthermore, correlation and multiple regression analyses were conducted, taking into account "school year", "luck and connections" and the following factors extracted from the DBQ: "decisional self esteem", "decisional stress", "social relationships", "vigilance", "complacency", "avoidance", "hypervigilance", and "choice". The results showed that, with regard to decision making, "settled" students tended to display high "decisional self esteem", emphasize "social relationships", and felt that "luck and connections" played a role. In addition, "unclear" students tended to demonstrate low "decisional self esteem", exhibit "complacency", and make light of "vigilance". Furthermore, "hypervigilance" was shown to be a contributing factor among "searching" students, while "anxious" students tended to have low "decisional self esteem" and high "decisional stress", exhibit "hypervigilance" and believe that they do not have much "choice". The "unclear" and "anxious" students felt that they had no "luck and connections", and the age of "unclear", "searching" and "anxious" students was lower than that of "settled" students.
- 長崎大学の論文
著者
-
田中 悟郎
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
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太田 保之
自治医科大学 看護学部
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太田 保之
衛藤病院
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太田 保之
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科附属原爆後障害医療研究施設 資料収集保存部
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田中 悟郎
長崎大学医学部保健学科
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田中 悟郎
長崎大学 保健
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吾妻 ゆみ
長崎大学医学部保健学科
-
田中 香織
すがさきクリニック
-
中島 直美
みどりの園病院
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原田 加奈子
福岡和白病院
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稲富 宏之
福岡記念病院
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