カツオ卵巣油がストレス負荷後のラット血清成分に及ぼす影響(動物行動学)
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概要
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我々が開発した方法で得られたカツオの卵巣から摘出した油(OLS)は,リン脂質型のドコサヘキサエン酸を多く含む.我々は,ウィスター系雄ラットを用いて,OLSの抗ストレス性について,血液中のストレス関連成分を中心とした検討を行った.水浸拘束ストレスを負荷してストレスからの回復の状態を調べたところ,OLSを摂取したラットは,血清中コルチコステロン(CORT)の分泌がコントロールよりも抑制され,ストレス負荷後の減少も速やかであった.この時,CORTのグルココルチコロイドとしての性質から上昇すると予想される遊離脂肪酸(NEFA)は,コントロールと比べて抑制する傾向があった.また,OLSの摂取濃度について調べたところ,血清中デヒドロエピアンドロステロンの分泌を濃度依存的に上昇させた.さらに,回復状態の試験と同様にNEFAの上昇抑制傾向が見られた.これらの結果から,OLSは,急性ストレスに村して抗ストレス性をもつ可能性が示された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2007-01-25
著者
-
横越 英彦
静岡県立大学食品栄養科学部及び同大学院生活健康科学研究科, グローバルCOEプロジェクト
-
鈴木 敏博
静岡県静岡工業技術センター
-
横越 英彦
静岡県立大学
-
望月 一男
静岡県静岡工技セ
-
大川 勝正
静岡県工業技術研究所
-
松本 透
(株)マルハチ村松
-
橋詰 昌幸
(株)マルハチ村松
-
大川 勝正
静岡県静岡工業技術センター
-
杉本 芳邦
静岡県静岡工業技術センター
-
喜多川 知子
(株)マルハチ村松
-
伊藤 千秋
(財)しずおか産業創造機構
-
伊藤 千秋
(財)しずおか産業創造機構:(現)フジッコ(株)
-
横越 英彦
静岡県大 食品栄養科学
-
横越 英彦
静岡県立大学食品栄養科学部
-
鈴木 敏博
静岡県工技セ
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