全身麻酔下側臥位手術患者におけるハイドロコロイドドレッシング材を用いた圧迫創予防方法の検討
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概要
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全身麻酔下,側臥位で2時間以上の手術を受ける患者を対象に,ハイドロコロイドドレッシング材による圧迫創予防方法の有効性の検討を行い,以下の結果を得た。1.実験群65名中7名に,対照群88名中29名に圧迫創が発生し,発生率は実験群が有意に低かった。2.実験群の圧迫創発生部位は,肋骨部か大転子部の1カ所のみの発生であり,深遠度はI度からII度であった。対照群の圧迫創発生部位は,肋骨部と大転子部であり,その内の約半数は2カ所に発生が見られた。深達度は同様であった。3.全身麻酔下側臥位の強制体位固定においては,肋骨部と大転子部への圧の集中が示唆され,HCD使用とともに他の除圧方法の検討が必要である。4.全身麻酔下側臥位における圧迫創発生予防にHCDの使用が有効である。
著者
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久保田 豊子
群馬大学医学部附属病院安全管理室
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伊藤 まゆみ
群馬大学医学部保健学科看護学
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伊藤 まゆみ
群馬パース大学
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諸星 好子
群馬大学医学部附属病院看護部
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今井 理絵
群馬大学医学部附属病院看護部
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久保田 豊子
群馬大学医学部附属病院看護部
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久保田 豊子
群馬大学医学部付属病院看護部
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関口 冨美子
群馬大学医学部附属病院看護部
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久保田 豊子
群馬大学医学部附属病院北6階病棟看護室
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伊藤 まゆみ
群馬大学医学部保健学科
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