非対称カイ二乗検定攻撃の解読可能段数の再評価
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概要
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RC6は1998年にRivestらによって提案された算術演算とビットシフトで構成されるソフトウェア実装に適した共通鍵ブロック暗号である.RC6に村する攻撃ではχ^2攻撃が有効で,数々のχ^2攻撃の研究が発表されている.SCIS2006で発表された非対称χ^2検定攻撃は効率的にRC6の鍵を復元する[8].しかし,その成功確率の理論値は実験値と比較して非常に高く見積もられている.これは誤鍵のχ^2値の分布はすべて等しいという仮定で成功確率の理論値を求めたためである.そこで,本論文では誤鍵でのχ^2値の分布の仮定を見直し,非対称χ^2検定攻撃のより厳密な理論的成功確率を導出した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-07-13
著者
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