Prospective Follow-up Studyによる日本人糖尿病患者の長期予後調査 : 7年間追跡調査の成績 : (1)インスリン非依存型糖尿病における肥満度と生命予後との関係

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概要

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1976年〜1980年の5年間に東京女子医大糖尿病センターを受診したインスリン非依存型糖尿病患者3,394名について,登録開始から7年を経た1983年までprospectiveに追跡調査を行い,肥満度と死亡率,死因との関係について検討を行った。1970年の栄養審議会発表の25〜29歳の平均体重表による登録時肥満度別に死亡率をみると110〜119%のやや肥り気味のものの予後が良好であったが,1985年明治生命標準体重表および1986年厚生省「肥満とやせの判定表」の40〜49歳の平均体重による登録時肥満度別死亡率をみると100〜109%の標準体重に近いものの予後が最良であった。登録時BMIが23≦<25のものの予後が最良であったが,最大BMIでは19≦<21のものの予後が最も良かった。登録時肥満度110%以上の肥満群で虚血性心疾患による死亡が多く,肥満度90%未満のやせの群では悪性新生物,腎症による死亡が多かった。
日本保険医学会の論文
1988-01-20

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