多変量解析による診査データの分析(2) : クラスター分析による体形分類
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概要
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東京都男性206例の体格データを使用して,クラスター分析による体形の分類を試みた。ここでいう体形はSomatotypeのような一生不変の体形ではなく,個人の栄養環境その他に応じて変化する身体の外形を意味する。身長,胸囲,腹囲の3変量を用いる数理的分類によって得られた体形のそれぞれを,身体の側面から見た形(Phototype)として表示した。クラスター分析は近隣法を使用した。樹状構造(tree)表示の第1階層では,第1群195例,第2群3例,第3群2例,第4群から第9群までは各1例づつに分類された。第1群について第2階層まで求めると,第1群は10グループに分類された。Phototypeとして表示された各体形を比較したが,いわゆるスリムな体形に属する男性は全体の約21%であることが判明した。
- 1989-12-15
著者
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