1点キャリブレーションによる視線計測とその応用(<特集>誘うインタフェース(2), 誘うインタフェース(Inviting Interface), および一般)
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概要
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個人キャリブレーションにおいてわずか1点のみを注視すればよい, 新しい視線計測法を提案する.一般に個人キャリブレーションは複雑で面倒な作業として知られており, 9点から20点のキャリブレーションマーカを順次注視する必要がある.提案手法はわずか1点を注視すればよいことから, 個人キャリブレーションに要する手間が大幅に軽減されている.本手法(OPC法と呼ぶ)はディスプレイの上部にキャリブレーションマーカを表示し, ユーザがそのマーカを注視している間にユーザの眼球形状と視線算出に用いる眼球形状モデルの差分を算出し, 以降の視線計測に用いる.差分の算出にあたっては, オートフォーカスカメラを用いたカメラから眼球までの距離, ならびにカメラ近辺に配置された2組の近赤外線LEDを用いている.予備評価実験の結果, 本手法を用いることでおおまかなユーザの視線が算出可能であることが示された.
- 2006-01-13
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