視線共有に基づく遠隔地間コミュニケーション(ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム)
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概要
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遠隔地間で視線情報の共有が可能な新しいビデオコミュニケーションシステムを提案する. 双方の顔映像を伝達する従来のビデオコミュニケーションと異なり, 本システムではユーザの視線位置と頭部方向のみを相手に伝達する. ユーザの視線位置は, 視線測定装置で計測したデータを伝達し, 共有画像上に重畳されて表示される. 顔画像は動画をそのまま伝達するのではなく, あらかじめ撮影した静止画を, ユーザが見る方向に応じて切り替えることによって表現される. 伝達された情報が相手側でどのように表出されるかは, 送り手の頭部からディスプレイまでの距離に応じて変化し, 送り手側が出現の度合いを制御可能である. 本手法を用いることで, ユーザは自己情報の開示度合いを制御しながらコミュニケーションを行なうことが可能であり, 顔映像の開示をためらうことなく利用可能である.
- 2005-03-18
著者
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