S県における中堅保健師研修の効果の検討 : 保健事業評価に対する保健師の認識の変化

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概要

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保健事業の企画・運営・評価に大きな役割を果たす中堅保健師を対象に、保健師活動の理念や事業目的の再確認を目的とした研修を企画・実施した。本研究では、研修参加による認識の変化から研修効果を評価し、現任教育の検討課題を明らかにする。研修実施の前・中・後の調査結果の検討から、保健行政の理念における保健事業の位置づけは、1)保健行政の理念が自分の中に明確であること、2)理念の中で保健事業を位置づけるが、住民のニーズ把握と活用は、1)住民のニーズ把握調査方法の理解、2)保健事業への反映の理解、3)課内や他課を説得してニーズを保健事業に活かすに有意差が見られた。保健事業評価の理解は、1)保健事業の評価の理解、2)評価の必要性の理解、3)評価項目の選定、4)評価の具体的方法、5)評価の分析方法、さらに保健事業の評価に必要な資源は、評価のための人・時間の確保で有意差が見られた。以上から研修効果はあると考える。
埼玉県立大学の論文

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