リポポリサッカライドによるマスト細胞のMMP-9産生増強 (短報) (免疫学)
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概要
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細菌感染に対する宿主防御に果たすマスト細胞の役割が注目されている. 成熟したマスト細胞は, 通常組織に固着し運動性を有さないが, 局所で活性化されると脱分化し, 増殖・遊走能を回帰する. 本研究では, LPSがマスト細胞のMMP-9産生を増強することを報告する. この新知見は, 炎症性細胞浸潤に寄与するMMP-9が, 菌体成分の刺激でその産生を亢進し, 病変部へのマスト細胞の集積にも関与する可能性を示唆している.
- 社団法人日本獣医学会の論文
著者
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山根 義久
東京農工大学農学部獣医学科家畜外科学講座
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田中 あかね
東京農工大学大学院共生科学技術研究院獣医分子病態治療学
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松田 浩珍
東京農工大学大学院共生科学技術研究院獣医分子病態治療学
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松田 浩珍
東京農工大学 農
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山根 義久
東京農工大学 農学部獣医学科家畜病理学教室
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山根 義久
同・家畜外科学教室
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田中 あかね
東京農工大学共生科学研究院
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