ニワトリにおけるCampylobacter jejuniの腸管定着
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概要
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ニワトリにCampylobacter jejuniを経口投与して,同菌の腸管定着性を調べた. 投与菌口嚢から大腸にまで定着した後,3ヵ月以内に排菌が終了し,生菌投与時におけるニワトリの年齢が高い程,排菌持続期間が短かった. また,最小感染菌数は使用菌株およびニワトリの年齢によって変動した. 一方,C. jejuniに対する血中凝集素価が1:80に達していたにもかかわらず,排菌が持続していたことから,体液性の抗体は排菌停止に重要な役割を担っていないことが示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1988-04-15
著者
-
金子 賢一
農工大
-
金子 賢一
東京農工大学農学部獣医学科家畜衛生学講座
-
林谷 秀樹
東京農工大学
-
小川 益男
東京農工大学農学部
-
金子 賢一
東京農工大学農学部獣医学科
-
小川 益男
日本食品分析センター
-
小川 益男
東京農工大
-
海野 耕一
東京農工大学農学部家畜衛生学教室
-
小川 益男
Tokyo Univ. Tokyo Jpn
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