カモメからのthermophilic Campylobacterの検出および分離菌株の同定
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概要
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ユリカモメおよびウミネコの新鮮糞便17O例について, thermophilic Campylobacternoの検出ならびに分離菌株の生化学的性状およびDNA-DNA交雑試験による同定を行った。Thermophilic Campylobacterの検出率は直接分離培養法で6.5% (11例), 増菌分離培養法で29.4% (50例), 全体として30.0% (51例) であった。4種の増菌分離培養法のうちでは, Preston培地を用いる方法において最も高い検出率18.8% (32例) が得られた。分離株はC. jejuni, C. coliおよびC. laridisに同定され, 検出率はそれぞれ14.1% (24例), 7.6% (13例), および9.4% (16例) であった。C. laridisの基準株 (JCM2530^T) および分離株 (R-237) に対する上記3菌種のDNA相同値はそれぞれ12〜19, 10〜17および75〜99%で, カモメ由来のナリジキシン酸耐性 (30μg/ml<) 株は, DNA-DNA交雑試験の成績からも, C. laridisと同定された。
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1987-10-15
著者
-
伊藤 武
東京都立衛生研究所
-
伊藤 武
東京顕微鏡院
-
尾形 学
麻布大学獣医学部公衆衛生学第二講座
-
小迫 芳正
理化学研究所
-
小迫 芳正
理化学研究所・微生物系統保存施設
-
小迫 芳正
理化学研究所微生物系統保存施設
-
小迫 芳正
理化学研究所筑波研究所バイオリソースセンター Jcm
-
関 昌子
理化学研究所微生物系統保存施設
-
金内 長司
麻布大学獣医公衆衛生学第二講座
-
今泉 尚志
麻布大学獣医公衆衛生学第二教室
-
杉山 容子
麻布大学獣医公衆衛生学第二教室
-
尾形 学
麻布大学獣医公衆衛生学第二講座
-
金内 長司
麻布大学獣医公衆衛生学第2講座
-
杉山 容子
麻布大学獣医学部獣医公衆衛生学第二講座
-
伊藤 武
東京顕微鏡院 食と環境の科学セ
-
今泉 尚志
麻布大学獣医学部獣医公衆衛生学第二講座
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