インベルターゼ結合性ウシ免疫グロブリンの結合特異性
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概要
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カルシュウム依存性および非依存性インベルターゼ結合性ウシ免疫グロブリンをインベルターゼ結合セファローズ4Bカラムを用いたアフィニティ・クロマトグラフィーにより分離した. これらのウシ免疫グロブリンの結合特異性を検討するため種々の阻止試験を行った. その結果, カルシュウム依存性, 非依存性インベルターゼ結合性ウシIgGの結合はインベルターゼとマンナンにより最も効率よく阻止され, マンノース, グルコース, メチルα-D-マンノピラノシドによる阻止は弱く, また糖蛋白による阻止は殆ど認められなかった. 以上の成績から, インベルターゼ結合性ウシIgGはマンノースで構成される糖側鎖を有するインベルターゼあるいはマンナンに高い結合特異性を示すことが示唆された.
- 1991-02-15
著者
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廣田 好和
農林水産省・家畜衛生試験場
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杉井 俊二
北里大学衛生学部免疫学教室
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廣田 好和
東京農工大学大学院
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Hirota Yasushi
Fukui Safety Research Laboratories Ono Pharmaceutical Co. Ltd.
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Sugii Shunji
Laboratory Of Veterinary Microbiology Division Of Veterinary Science Graduate School Of Agriculture
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