立体画像の臨場感・見易さと視差ベクトル分布についての一考察

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概要

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立体ハイビジョン画像に対する印象をいくつかの形容詞を用いて評価し, 形容詞間の相互関係の強さに応じてグループ分けを行った.それぞれのグループを代表する因子としては, 「臨場感」と「見易さ」に関する2因子が抽出できた.次に, 評価に用いた立体画像の視差ベクトル分布の特徴を抽出するために, 主成分分析による解析を行った.さらに, 「臨場感」や「見易さ」と, 視差ベクトル分布の特徴との相互関係を分析した.それらの結果, 「臨場感」との相互関係は認められなかったが, 「見易さ」と視差ベクトル分布の特徴との間には明確な相互関係が認められ, それに基づき見やすい立体画像の特徴を予想した.
社団法人映像情報メディア学会の論文
2000-10-27

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