ハイビジョン用ステレオ音声方式
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概要
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ハイビジョンは, 精細度の高い映像を大画面に写し出すので, 従来のテレビと比較して視覚的に臨場感をはるかに高めることができる.しかし, この映像の効果にふさわしくハイリアリティー視聴空間を再生できるステレオ音声方式については, まだ充分な検討がなされていない.そこで, 音声のチャンネル数およびスピーカ配置の異なる種々のステレオ音声方式について検討し, ハイビジョン映像とステレオ音声方式の組み合わせによる心理的効果を主観評価実験を行って調べた.その結果, 前方に3つの音源を, 後方に1つの音源を配置する3-1方式4チャンネルステレオが, 最もバランスのとれた優れた方式であることが明らかになった.このステレオ音声方式の特徴は, 画面の中心軸上から横にずれた位置で視聴しても映像の方向と音像の方向がよく一致すること, 広い視聴範囲にわたって豊かな臨場感を再生できること, 映画音響と互換性の良いことである.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1988-06-20
著者
-
黒住 幸一
NHK放送技術局
-
小宮山 摂
NHK放送技術研究所
-
氏原 淳一
NHK放送技術研究所
-
盛田 章
NHK大阪放送局
-
大串 健吾
NHK放送科学基礎研究所
-
黒住 幸一
NHKエンジニアリングサービス
-
盛田 章
NHK放送技術研究所 (立体映像音響G)
-
大串 健吾
Nhk放送技術研究所
-
辻本 廉
NHK制作技術局番組技術センタ3班
-
盛田 章
NHK 技研
-
盛田 章
Nhk放送技術研究所
-
小宮山 摂
青山学院大学理工学部
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