前方奥行き方向にスピーカを設置した場合の合成音像の距離感(立体音響・音場制御/一般)
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概要
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聴取者前方の水平および奥行き方向に複数のスピ一カを設置し、一つのスピーカまたは隣り合う複数のスピ一カを用いて合成した音像の定位方向および距離感を調べた。一つの音響信号を聴取者までの距離が異なるスピーカで再生した場合には、音響信号の聴取レベルと聴取位置での到達時刻は異なるが、このレベル差・時間差を補正「しない場合」と「する場合」について調べた。その結果、レベル差と時間差を補正しない場合には、奥行き方向に隣り合うスピーカの間にも音像が定位するが、レベル差または時間差の一方でも補正した場合には、音像が奥行き方向に隣り合うスピーカの間には定位しにくい傾向のあることが分かった。また、レベル差-時間差の両方を補正した場合でも、聴取者から遠くのスピ一カで再生した場合の音像は遠くに、近くのスピーカで再生した場合の音像は近くに判断されることが分かった。
- 2004-12-03
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