新機能デバイスを利用した高集積システム設計技術

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概要

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個々のシステム構成要素に対する新しい技術(プロセス技術、デバイス技術、回路技術など)を利用して新しいシステム構成技術を提案するためには、従来の設計に対する優位性を示せるだけの優れたシステム設計を行って見せることが重要である。しかし、複雑なシステムの設計には種々の設計自動化ツールが必要であり、新しい技術に対してそれらのツールをチューンすることは多大の労力を必要とする。新しいデバイス技術や集積化技術を短期間にシステム設計に取り入れるための設計環境と設計ツールの再構築手法を含むシステム設計手法の構築は、今後の集積回路技術の研究の成果をシステム設計に取り入れるために必須の条件である。ここでは、東北大学で開発されたニューロンMOSトランジスタを用いたデジタル回路を具体例として、新しい機能デバイスを利用した高集積システム設計支援技術の確立に関する諸問題を議論する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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