有限数ニューロンにおける2nd-order BAMの記憶容量の解説

概要

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双方向連想記憶(BAM)は、ニューラルネットワークで構成された連想記憶モデルの1つである。このBAMは、ニューロン数に対する記憶容量が少ない為に、記憶容量の増加を図る研究がよく行われている。その記憶容量を増やす方法の一つに、ニューロンの結合荷重の次元をあげる方法がある。本研究では、この方法によって生成される高次のBAMのうち、2nd-order BAM(以後 2nd BAM)の記憶容量について研究を行っている。この2nd BAMの記憶容量については、ニューロン数が無限大時の記憶容量は研究されている。しかしながら、2nd BAMをデータベースなどに応用する場合は、ニューロン数を無限大にとる事はできない。よって、ニューロン数が有限個である時の記憶容量の解析が必要と考えられる。そのため、本研究では2nd BAMのニューロン数が有限数の場合における記憶容量の解析について、以下の3通りの方法にて行った。・ガウス法・特性関数法・エルミートガウス法本稿では、ニューロン数が有限個の場合の記憶容量の解析について上記の解析方法の比較を行なった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18