Snメッキ三層TABテープにおけるイオン・マイグレーションのメカニズム検証
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概要
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TAB (Tape Automated Bonding)は微細接続を可能にし、チップサイズの縮小化及びパッケージの多ピン化、簿型化に対応できる接続技術である。TABリードの微細ピッチ化に伴い、イオン・マイグレーションに起因した絶縁信頼性の検討が重要になってきている。今回はSnメッキ三層TABテープを高温バイアス試験後、電子線マイクロアナライザー(EPMA: Electron Probe Microanalysis)にて分析を行った結果について報告する。TABリードにメッキされているSnが高温で接着剤中に溶出し、イオン・マイグレーションを引き起こす要因となっていることを明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-12-15
著者
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田澤 浩
(株)東芝 半導体デバイス技術研究所
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田窪 知章
(株)東芝セミコンダクター社 プロセス技術推進センター
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蛭田 陽一
(株)東芝 半導体事業本部 半導体組立技術部 組立技術開発担当
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須藤 俊夫
(株)東芝 半導体デバイス技術研究所
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柴崎 康司
東芝マイクロエレクトロニクス株式会社
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細美 英一
(株)東芝 半導体デバイス技術研究所
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池水 守彦
(株)東芝 半導体生産技術推進センター
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田窪 知章
(株)東芝 半導体デバイス技術研究所
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蛭田 陽一
(株)東芝 半導体生産技術推進センター
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須藤 俊夫
(株)東芝
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