組合せ回路におけるn線間の短絡故障の診断法
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概要
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プローブにより回路内部の信号値を観測することは,故障を診断する上で極めて有効である.しかし,プローブは多くの労力を要するため,プローブ箇所をできるだけ少なくすることが望まれている.多重縮退故障に対しては,推論とプローブを併用することにより効率的な診断が可能な手法が提案されている.本論文ではこの方法の基本操作が,ワイヤードAND(OR)として機能するn(≧2)線間の単一短絡故障の診断に適用可能であることを示す.本診断法ではこの基本操作に加え,診断の効率を向上させるために,ブローブ箇所の選択法の改良,および回路内部の信号値を推論するときに用いる強制値の概念を拡張している.計算機実験の結果は,診断時間が信号線数とテスト数の積に比例すること,全信号線の10〜20%程度をプローブすることで短絡箇所の指摘がかなり高い確度で行えることを示している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-25
著者
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