クロストークを考慮したバス遅延削減手法
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概要
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近年, 微細化の進行と回路規模の増大による配線遅延の増加が問題となってきている.本論文は, 大規模集積回路内の単方向長距離バス配線において問題となる, クロストークによる最悪遅延時間を削減する手法を提案する.隣接配線が同時に逆の信号遷移を起したときに遅延時間が最大となることに着目し, 意図的に信号の遷移タイミングをずらすことでクロストークの影響を小さくしてバスの遅延時間を削減する.提案手法による遅延削減率を良い精度で予測することができるバス遅延の近似式を導入し, リピータを挿入したバス配線に対して本手法が有効であることを示す.また, SPICEを用いたシミュレーションにより本手法は最大20%程度最悪遅延時間を削減できることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-08-25
著者
-
安浦 寛人
九州大学大学院システム情報科学研究院
-
安浦 寛人
九州大学大学院システム情報科学研究科情報工学専攻
-
廣瀬 啓
九州大学大学院システム情報科学研究科
-
廣瀬 啓
九州大学大学院システム情報科学研究科情報工学専攻
-
安浦 寛人
九州大学大学院 システム情報科学研究院
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