n状態量子コイン投げプロトコル
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概要
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量子コイン投げでは,不正を行なう者が存在する場合,コイン投げの結果cについて,Prob(c=O)≦1/2+ε,Pro6(c=1)≦1/2+εとなるbias εが存在する.このεに対し,LoとChauによりε=0であるような理想的なプロトコルは不可能であると示されている.しかし,よりbiasがOに近い量子コイン投げを構築できる可能性が残されているため,数多くの研究がなされている.そのうちの一つにAmbainisが構成したプロトコルがあり,そのbiasは4である.このプロトコルに対し,福田らは状態数を3から4に拡張したプロトコルを構成し,そのbiasの評価を行なった.本橋では,福田らの結果をさらに拡張し,n状態の量子コイン投げについて構成し,そのbiasの評価を行なう.
- 2004-05-12
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