時間遅れフィードバックによる非線形1次元システムの不安定化と安定化
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概要
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本報告では、ある周期点に安定している1次元の非線形離散時間システムをその安定周期点と共存している他の不安定周期点に安定させる方法を提案する。この方法は2つの時間遅れフィードバック入力を利用する。一方のフィードバック入力でシステムを不安定化し、他方のフィードバック入力でシステムの軌道を異なる周期点に安定化させる。この安定化が完了した後、不安定フィードバック入力を徐々に減少させることで不安定周期点の追従安定を行い、共存している他の不安定周期点の安定化が成し遂げられる。安定化フィードバックには、Pyragasが提案した方法を離散系に改良した方法を用いる。カオスを安定化するフィードバック入力について2種類の方法を検討し、それぞれの場合の制御ゲインについての考察を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-11-17
著者
-
小西 啓治
大阪府立大学大学院工学研究科電気情報システム工学分野
-
小亀 英己
大阪府立大学大学院工学研究科電気情報システム工学分野
-
小亀 英己
大阪府立大学大学院工学研究科
-
小亀 英己
大阪府立大学
-
小西 啓治
大阪府立大
-
石井 盛夫
大阪府立大学工学部電気電子システム工学科
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