聴性排他論理和課題を使用した脳磁図の計測と解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は、音の論理情報がいつ、脳のどの部位において処理されているかを推定することを目的とした。実験は、高音、低音をランダムに選択し、両耳で異なる高さの音を呈示したとき標的刺激とした。測定は122チャンネル一次微分型dc-SQUID磁束計で行い、加算回数を100回とした。通常の0ddball課題において潜時約280msecの磁場応答は、両側に弱いダイポールパターンが観察されたのに対し、本実験では、左側または右側に磁場強度の強いダイポールパターンを観察した。また、脳内電源活動部位とMR画像を重ねたところ、論理処理は聴覚野ではなく、左側若しくは右側の頭頂葉下部を中心とする広範囲に及ぶ領域で処理されていると考察した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-19
著者
-
外池 光雄
電子技術総合研究所大阪LERC
-
吉田 秀樹
東和大学電気工学科
-
山口 雅彦
電子技術総合研究所 大阪ライフエレクトロニクス研究センター
-
浜田 隆史
電子技術総合研究所 大阪ライフエレクトロニクス研究センター
-
山口 雅彦
産業技術総合研究所関西センターライフエレクトロニクス研究ラボ
-
岩橋 正國
九州大学システム情報科学研究院
-
浜田 隆史
電子技術総合研究所
-
浜田 隆史
電子技術総合研究所大阪ライフエレクトロニクス研究センター
-
鳥居 徹也
東和大学電気工学科
-
岩橋 正國
東和大学電気工学科
-
鳥居 徹也
九州工業大学
-
外池 光雄
電子技術総合研究所
-
外池 光雄
産総研人間福祉医工学研究部門くらし情報工学グループ
-
外池 光雄
産業技術総合研究所関西センターライフエレクトロニクス研究ラボ
-
岩橋 正國
東和大学
-
山口 雅彦
電子技術総合研究所
関連論文
- 脳磁図を用いた他覚的嗅覚検査法に関する研究
- 脳磁図による嗅覚中枢の同定に関する研究
- MEGによる聴覚"Off response"の測定 : 4種類の周波数刺激でみるON、OFF信号源分布の差異
- 骨導超音波の復調現象シミュレーション
- 骨導超音波伝搬解析
- 不均質頭部モデルによる超音波領域骨導音波動伝搬解析
- セミスタジアム形音場におけるカオス性と両耳間相互相関
- 日本英語教育政策の聴覚誘発脳磁図反応における反映 (ことば工学研究会(第27回)テーマ:ことば「と、で」伝えたいこと、伝わること)
- 単語親密度の意味的不調和さの形成に対する影響の検討
- 意味的距離による不調和さの視覚誘発脳磁図反応に対する影響の検討 (ことば工学研究会(第22回)テーマ:ことば:論理VS感性)
- P2-10 電気刺激による味覚誘発脳磁場応答の検討
- 刺激間隔における1/f^nゆらぎのGO/NO-GO反応に及ぼす影響についての検討
- 人体を非破壊でみる : 主に脳磁図による感覚計測を例として
- 視聴覚低頻度目標刺激の認知に関連する脳内活動の可視化
- GA/SA組合せ法の聴覚MEGデータによる信号源推定性能評価
- MEGノイズ除去のためのウェーブレット変換を用いた信号処理
- 視聴覚間選択的注意による脳内情報処理修飾の脳磁界による計測
- 脳磁界解析のためのウェーブレット変換による信号処理
- 受動動作に誘発されるMEGにおよぼす予期の影響
- 骨導超音波の伝搬特性について
- ミスマッチ磁界の計測による骨導超音波知覚特性の検討
- 縁上回への反復経頭蓋磁気刺激がP300へ与える影響 (MEとバイオサイバネティックス)
- 自発性瞬目における後頭皮質視覚活動の脳磁図による解析
- sniffingによる脳磁図応答
- sniffingによる脳磁図応答(1998年度日本味と匂学会第32回大会)
- ニオイのオドボール課題に対する認知応答の解析(1998年度日本味と匂学会第32回大会)
- 縁上回への反復経頭蓋磁気刺激がP300へ与える影響
- オドボール課題によるヒトのMEG応答(1997年度日本味と匂学会第31回大会)
- 全頭型脳磁計によって計測した嗅覚中枢部位の左右差の検討
- 脳磁場計測によるヒト味覚関連中枢応答特性の解析(1998年度日本味と匂学会第32回大会)
- MEG測定によるヒトの嗅覚応答中枢部位の同定(第30回味と匂のシンポジウム)
- 快/不快臭刺激に伴う皮質からの脳磁界応答
- ニオイの脳磁界応答に対する大脳半球特性
- ニオイのオドボール課題における快/不快臭に対する脳磁界応答(1999年度日本味と匂学会第33回大会)
- 呼吸同期式刺激とオドボール課題によるニオイの脳磁界応答の解析
- 単純型細胞の時空間リングモデル
- 大脳視覚野細胞の特性にヒントを得た, 顔画像中の目の位置検出法
- 単純型細胞の特性を用いた目の領域抽出法
- ガボール型単純型細胞の自己組織化
- Lagged LGBの時空間特性を考慮した単純型細胞モデル
- 骨導超音波の頭部内音場解析(超音波医用論文)
- 骨導超音波の"きこえ"と頭部内音場
- 骨導超音波聴覚の検討
- 骨導超音波聴覚の検討
- 縁上回への反復経頭蓋磁気刺激がP300へ与える影響
- 人体を非破壊でみる : 主に脳磁図による感覚計測を例として
- シミュレーテッドヒューマン
- 色表記変換のためのWWWデータベースの構築
- 視覚・聴覚同時刺激による聴覚N1m潜時の変化
- GA・SA組合わせ法を用いた脳内4信号源推定 : 視覚・聴覚同時刺激応答データへの適用
- 時間 - 周波数解析によるノイズ除去法を用いた嗅覚中枢部位の推定 第2報
- SA-5-6 時間領域差分法による頭蓋内の音波伝搬解析
- 頭部モデルによる頭蓋内音波伝搬解析
- 聴性排他論理和課題を使用した脳磁図の計測と解析
- 四重複合音課題を使用した脳磁図の計測と解析--呈示確率の影響
- 聴性論理課題を使用した脳磁図の計測と解析
- 音列記憶課題を用いた脳磁図の計測と解析
- 色彩想起時に観察される脳磁図, 脳波の計測と電源モデル
- SQUID磁束計による記憶及び認識中の磁気計測と解析
- 記憶及び認識中の脳内電源モデル
- イマジネーションによる脳活動の脳波及び脳磁図
- P2-24 運動負荷における香りの効果
- 音源定位時のP300と認識時間の計測
- 嗅覚に関する研究
- 脳磁界の3次元計測
- 韓国標準科学研究院および国立忠南大学の訪問と講演
- 「香りの生理心理学」, S.ヴァン・トラー, G.H.ドッド編, 印藤元一訳, フレグランスジャーナル社306頁, 5,500円, 1996年
- 6. おいしさの感性情報処理(おいしさのスケール確立に向けて)
- 不均質頭部モデルによる超音波領域骨導音波動伝搬解析
- 416 驚愕プローブパラダイムを用いた香りのリラクセーション効果の検討
- おいしさの感性情報処理 (2003年度日本味と匂学会第37回大会(9月24-26日、岡山)) -- (シンポジウム-1 おいしさのスケール確立に向けて)
- P2-25 驚愕プローブパラダイムを用いた食品の香り評価
- 周波数の増大が骨導音知覚に与える影響の検討
- 嗅覚のあいまいさ(「感覚のあいまいさ」)
- 電子技術総合研究所MEG研究グループ
- 味覚刺激によって誘発される脳磁界応答の有効な計測法の検討
- 食物関連視覚刺激のヒト中枢情報処理機構の解析(1999年度日本味と匂学会第33回大会)
- 脳磁界計測による食物関連刺激の中枢情報処理機構の解明
- 生体内電流分布推定の収束性とあいまいさについて
- 使用確率を有する2ユニット優先冷予備系
- カクテルパーティ効果時のP300潜時計測と解析
- 脳磁界計測による骨導音知覚メカニズムの検討
- 骨導超音波補聴器開発の可能性の検討 : 脳磁界計測による客観的評価
- 聴性排他論理和課題を使用した脳磁図の計測と解析
- (9) マルチメディアを用いた実験・実習ナビゲーター(第3セッション 教育システム(3))
- 視覚野ガボール型単純型細胞における特徴抽出とモデル
- 生物のアクティブビジョン
- UPSと多重故障モード
- 無停電電源装置(UPS)による計算機システムの安全性(第5回研究発表会)
- 動きまわる動物の視覚神経系 : 視覚情報
- ヒト嗅覚の非侵襲的・他覚的計測と解析
- 脳磁計測ではじめてわかったヒトのニオイの脳内活動場所
- ニューロエソロジーと知能ロボット
- 人工感覚味覚/嗅覚/触覚/視覚/聴覚(人工耳)
- 香りに対する人間の脳磁波計測
- 事象関連電位P300へ及ぼす経頭蓋磁気刺激の周波数依存性 (MEとバイオサイバネティックス)
- 事象関連電位P300へ及ぼす経頭蓋磁気刺激の周波数依存性
- 事象関連電位P300へ及ぼす経頭蓋磁気刺激の周波数依存性
- 嗅覚刺激による脳磁場の反応
- ニオイガス刺激による誘発電位の意義について