受動動作に誘発されるMEGにおよぼす予期の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
We previously investigated the effect of movement-associated intention on nervous activities using neurophysiologic indexes in order to estimate how movement is generated under expected or unexpected conditions. In this study, we measured magnetoencephalographic (MEG) signals during passive finger movement, and evaluated the effect of the existence of anticipation on cortical activities. The subjects were 10 right-handed healthy volunteers. The subjects anticipated the passive movement by receiving warning signals before the movement, and the passive movement was generated as the result of the subjects' anticipation. In the first experiment (Experiment I), a series of warning signals was presented to indicate the onset of passive movement. In the second experiment (Experiment II), a warning signal was given to indicate the direction of passive movement. The passive movement was lifting or lowering the right middle finger (only lifting was applied in Experiment I). Consequently, in Experiment I, for passive movement with a warning signal, MEG deflection before the movement and shortening of the peak latency with a reduction in the amplitude of somatosensory evoked field (SEF) components were observed, compared to values under the condition of no warning signal. However, in Experiment II, there was no change in peak latency, but reduction in the SEF amplitude under the conditions of a warning signal being given. The present results indicate a possibility that anticipation prior to the predictable passive movement modulated the cortical activities in physiological condition.
- 社団法人日本生体医工学会の論文
- 2005-12-10
著者
-
外池 光雄
独立行政法人産業技術総合研究所関西センターライフエレクトロニクス研究ラボ
-
中川 誠司
産業技術総合研
-
中川 誠司
独立行政法人産業技術総合研究所
-
中川 誠司
産総研
-
飯田 健夫
立命館大学
-
外池 光雄
産総研
-
松林 淳子
立命館大学大学院理工学研究科
-
中川 誠司
独立行政法人産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門
-
外池 光雄
独立行政法人産業技術総合研究所 ライフエレクトロニクス研究ラボ
-
外池 光雄
産総研人間福祉医工学研究部門くらし情報工学グループ
-
松林 淳子
立命館大学大学院理工学研究科:独立行政法人産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門
-
飯田 健夫
立命館大学大学院理工学研究科
-
飯田 健夫
立命館大学大学院
-
外池 光雄
独立行政法人 産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 くらし情報工学グループ
-
中川 誠司
独立行政法人 産業技術総合研究所 健康工学研究部門 くらし情報工学グループ
関連論文
- 脳磁図を用いた他覚的嗅覚検査法に関する研究
- 骨導超音波語音の母音の長さに対する脳磁界反応
- 招待講演 骨導超音波知覚--メカニズムの解明と新型補聴器への応用
- パラ言語情報の伝達能力に関する人工内耳シミュレータとの比較による骨導超音波補聴器の評価
- 骨導超音波知覚の解明と重度難聴者用の新型補聴器への応用 (超音波)
- 336 明瞭度に基づいた圧電型骨伝導スピーカの設計
- 脳磁界計測による自動車加速音評価に関する基礎的検討
- 骨導超音波知覚の解明と重度感音性難聴者のための新型補聴器への応用
- 刺激音の立ち上がり形状が大脳聴覚野活動に及ぼす影響--立ち上がり時間と立ち上がり速度の効果の検討 (高度福祉社会のQOL改善に寄与する生活支援工学構築のための実践的研究)
- 刺激音の立ち上がりの変化が聴覚誘発脳磁界N1mに及ぼす影響の検討(生体医工学シンポジウム2006)
- 骨導超音波と高周波気導音の脳磁図を用いた検討 : 音圧を変化させた場合
- 先行音が後続音のN1mの大きさに与える影響 : 音像が変化した場合
- ミスマッチフィールドの計測による骨導超音波知覚の周波数特性の検討
- 骨導超音波の復調現象シミュレーション
- 骨導超音波伝搬解析
- 不均質頭部モデルによる超音波領域骨導音波動伝搬解析
- セミスタジアム形音場におけるカオス性と両耳間相互相関
- 1P2-25 骨導超音波の頭部内波動伝搬シミュレーション(ポスターセッション)
- 超小型音響信号処理装置の開発
- 骨伝導音による音声認識の検討
- 日本英語教育政策の聴覚誘発脳磁図反応における反映 (ことば工学研究会(第27回)テーマ:ことば「と、で」伝えたいこと、伝わること)
- 単語親密度の意味的不調和さの形成に対する影響の検討
- 意味的距離による不調和さの視覚誘発脳磁図反応に対する影響の検討 (ことば工学研究会(第22回)テーマ:ことば:論理VS感性)
- 音声言語処理過程における単語親密度の影響の検討 (ことば工学研究会(第20回)テーマ:ことば:その可能性)
- 形式的環境から象徴的環境へ:"複雑さ"と"新しさ" の関連について:単語親密度の視覚誘発脳磁図反応に対する影響の検討 (ことば工学研究会(第19回)テーマ:ことばで/から/に表現出来ること)
- P2-10 電気刺激による味覚誘発脳磁場応答の検討
- 刺激間隔における1/f^nゆらぎのGO/NO-GO反応に及ぼす影響についての検討
- 人体を非破壊でみる : 主に脳磁図による感覚計測を例として
- MEGノイズ除去のためのウェーブレット変換を用いた信号処理
- 脳磁界解析のためのウェーブレット変換による信号処理
- 3P5-36 外耳道内音響特性による骨導超音波知覚メカニズムの推定(ポスターセッション)
- 骨導超音波刺激下での鼓膜振動の光学的計測
- 鼓腹振動の光学的計測による骨導超音波知覚の推定
- RK-001 明瞭度試験による気導音,骨導可聴音および骨導超音波の音声知覚傾向の比較(教育工学・福祉工学・マルチメディア応用,査読付き論文)
- 医用超音波 骨導超音波刺激による鼓膜振動の光学的計測--骨導超音波の知覚メカニズムの解明を目指して
- 高周波骨導音に対するラウドネス特性
- 骨導超音波知覚を利用した新型補聴器の開発および評価
- 高周波域における骨導ラウドネス特性--骨導超音波の知覚メカニズムに関する検討 (高度福祉社会のQOL改善に寄与する生活支援工学構築のための実践的研究)
- ラウドネス特性から見る骨導超音波知覚
- 受動動作に誘発されるMEGにおよぼす予期の影響
- 骨導超音波の伝搬特性について
- ミスマッチ磁界の計測による骨導超音波知覚特性の検討
- 1215 脳磁界計測を用いたスイッチボタン音の客観的印象評価の基礎的検討(機械力学・計測制御III)
- 1303 自動車加速音に対する心理的好ましさと脳磁界の関係(機械力学・計測制御V)
- 121 脳磁界計測による自動車加速音の評価(音色・音質の評価・設計(2),騒音・振動評価・改善技術)
- 加速度差分を用いた体内伝導音の明瞭化(音響信号処理/一般)
- 711 脳磁界分析による自動車加速音の印象評価(機械力学・計測制御II)
- 自発性瞬目における後頭皮質視覚活動の脳磁図による解析
- Development of a Bone-conducted Ultrasonic Hearing Aid for the Profoundly Sensorineural Deaf (生体医工学シンポジウム2005特集)
- 脳磁気波の非線形動力学解析
- 動きのある視覚刺激の主観的プリファレンスと脳磁図のα波帯域との関係
- 加速度差分を用いた体内伝導音の明瞭化(音響信号処理/一般)
- 骨導超音波知覚の解明と重度難聴者用の新型補聴器への応用(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
- 骨導超音波の頭部内音場解析(超音波医用論文)
- 人体を非破壊でみる : 主に脳磁図による感覚計測を例として
- 視覚・聴覚同時刺激による聴覚N1m潜時の変化
- GA・SA組合わせ法を用いた脳内4信号源推定 : 視覚・聴覚同時刺激応答データへの適用
- 時間 - 周波数解析によるノイズ除去法を用いた嗅覚中枢部位の推定 第2報
- Opponent Color Responses of Visually Evoked Potentials in Monkey Brain
- サルの視覚誘発電位波形中の反対色応答
- ニオイ計測の現状 (〔電子技術総合研究所〕大阪支所公開記念特集)
- 動物における色覚機構
- 骨導超音波刺激下での鼓膜振動の光学的計測
- 122チャンネルホ-ル・コルテックス型脳磁界計測システム
- Tissue-printing法で得たマウス単離嗅細胞の直鎖脂肪族臭におけるニオイ分子特異性と細胞間距離の関係
- P2-24 運動負荷における香りの効果
- 医用超音波 骨導超音波の振幅変調知覚--正弦キャリアによるTMTFの測定
- ニオイ刺激による嗅覚誘発電位と誘発脳磁波の応答分布
- 3P-53 骨導超音波の頭部伝播の線形性について(ポスターセッション)
- 2P-15 粘弾性方程式を用いた骨導音の伝搬シミュレーション(ポスターセッション)
- 21 世紀は「におい・かおりの生体への影響」の時代
- 6. おいしさの感性情報処理(おいしさのスケール確立に向けて)
- 不均質頭部モデルによる超音波領域骨導音波動伝搬解析
- 416 驚愕プローブパラダイムを用いた香りのリラクセーション効果の検討
- おいしさの感性情報処理 (2003年度日本味と匂学会第37回大会(9月24-26日、岡山)) -- (シンポジウム-1 おいしさのスケール確立に向けて)
- P2-25 驚愕プローブパラダイムを用いた食品の香り評価
- 周波数の増大が骨導音知覚に与える影響の検討
- MEGによる脳機能計測の基礎および感覚機能計測
- 骨導超音波知覚の解明 : 重度難聴者のための新型補聴器の開発に向けて(超高周波音の効果に関する最近の話題)
- 電気生理的計測による骨導超音波知覚メカニズムの検討
- 亀裂性岩盤におけるグラウト侵入状況のはぎ取り調査
- MEGを用いた擬似耳鳴音による聴覚順応の検討
- 高周波数領域における聴覚誘発脳磁界--中心周波数と帯域幅の影響 (高度福祉社会のQOL改善に寄与する生活支援工学構築のための実践的研究)
- AM骨導超音波の頭内定位--両耳間強度差・時間差による音像位置
- 可聴高周波-超音波帯域における正弦キャリア骨導音の振幅変調知覚特性
- The Optimal Method for Recording Prosthetic Heart Valve Sounds in Clinical Situations
- 脳磁界計測による骨導音知覚メカニズムの検討
- AM骨導超音波の頭内定位知覚--振幅包絡のlTD弁別閾値
- 骨導超音波による音像定位の可能性
- 刺激の属性変化に伴う聴覚誘発脳磁界変動の解析
- 刺激音の属性変化に対する聴覚誘発脳磁界の応答特性
- 刺激の系列内位置と聴覚誘発脳磁界反応
- 刺激の系列内位置と聴覚誘発脳磁界反応
- 聴覚皮質活動の計測による骨導超音波知覚特性の客観評価
- 最重度難聴者における骨導超音波の知覚中枢部位:PETによる検討
- PETによる骨導超音波の知覚中枢部位の検討
- Assessment of linearity of bone-conducted ultrasound transmission in the human head (Special issue: Ultrasonic electronics)
- 骨導超音波補聴器の試み(骨導超音波とその応用)
- 呈示課題における大脳皮質味覚応答特性の検討--脳磁界計測装置を用いて (2003年度日本味と匂学会第37回大会(9月24-26日、岡山))
- 情緒的音声聴取時の聴覚初期情報処理過程 : 脳磁界計測を用いた検討(分析,認識,理解,対話,一般)