大脳視覚野細胞の特性にヒントを得た, 顔画像中の目の位置検出法
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概要
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大脳視覚野の単純型細胞は, 網膜上の特定の空間周波数, 方位, 位相のパターンに強く応答する. この性質を発現する受容野はガボール関数で近似できる. 本研究では, 背景からあらかじめ切り出された顔画像を入力として, ガボール関数を用いて目の位置を検出する手法を提案する. 本手法は, 目の候補点抽出と, 得られた候補点群からの両目の位置検出の2段階の処理からなる. 候補点抽出は, 目の領域で大きな値を出力するガボールフィルターから興奮性の入力を受け, 低い周波数のガボールフィルターから抑制性の入力を受けることにより行われる. 位置検出は, 目と眉の相対的位置関係に基づく単純な工学的手法による. 75人の大きさ, 向きの異なる顔画像を用いて本手法の有効性を確認する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-01-26
著者
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浜田 隆史
電子技術総合研究所 大阪ライフエレクトロニクス研究センター
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浜田 隆史
産業技術総合研究所
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加藤 和範
島根県立出雲工業高校
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加藤 和範
神戸商船大学
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川上 公一郎
神戸大学工学部
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浜田 隆史
電子技術総合研究所
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