聴覚刺激による脳磁波振動の位相同期 : ヒルベルト変換による解析
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概要
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過渡的な音刺激を繰りかえし被験者に聞かせ,そのときの脳波あるいは脳磁波を刺激に同期して加算平均すると聴覚誘発波が得られる.その発生メカニズムについて,脳(磁)波の定在的振動の位相が刺激に同期することによるという説が有力である.当研究では,聴覚野の上から記録される脳磁波の3-16Hz成分について,ヒルベルト変換で求めた瞬時位相が,音刺激の直後から刺激にたいし同期を始め,刺激後約100msで同期がピークに達し約400msで同期がほどけることを明らかにした.
- 2009-03-04
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