EA2000-42 聴覚系を模倣した単耳音源定位システム
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概要
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音源が正中面内にあり両耳間の聴覚情報に差が生じない場合でも, 人間は音源方向を定位することができる。これは単耳音源定位と呼ばれており, 多くの心理実験の結果, 耳介の音源方向依存のフィルタリングにおける周波数軸上での零点が重要な手がかりになっていると考えられている。我々はこの聴覚の音源定位の構造を新しいセンシング原理として導入し, 聴覚系の, 1)耳介, 2)外耳道, 3)蝸牛基底膜という構造を, 1)反射板, 2)指数ホーン, 3)Fishbone型音響センサにより模倣した単耳音源定位システムを実現した。本研究では, 反射板形状の最適設計について議論し, また製作した単耳センサを用いた実験により, 広帯域音源に対する音源定位が可能であることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-08-16
著者
-
小野 順貴
東京大学情報理工学系研究科システム情報学専攻
-
安藤 繁
東京大学工学部
-
小野 順貴
東京大学工学部計数工学科・大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻
-
野見山 隆
東京大学・工
-
財津 義貴
東京大学・工
-
財津 義貴
東京大学工学部計数工学科
-
野見山 隆
東京大学工学部計数工学科
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