講義映像における板書領域のブロック抽出とその自動撮影
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概要
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ネットワーク技術の発展は,従来の講義形態からネットワークを介して行う遠隔講義形態へ移行する可能性を示唆している.もちろん,従来から行われている黒板を用いる講義も講義内容を強く印象付けたり,受講者が順次理解していく過程にマッチする手法として根強い支持を得ている.本稿では板書主体の講義を自動で撮影する時や,ネットワークで利用するための電子教材を作成する時に必要となる板書をブロック分割する手法を提案する.まず,板書のブロックは小さな矩形の集合であると考え,一定時間書き込みのない場合に板書文字領域を囲う小さな矩形を生成する.次に講義のレイアウトから生成したファジィルールに従い,これらの矩形を統合・分割することでブロック抽出を行う.また,本手法の応用例として,抽出したブロックと講義者の位置から受講者の注目する領域を推定し,その注目領域をアップでとらえる講義自動撮影システムを構築した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-11-18
著者
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