入力映像とパノラマ画像の射影変換を用いた位置合わせパラメータの高速推定手法 : パノラマベースド注釈提示手法の拡張として

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概要

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本研究の目的は, 利用者視点のライブ映像上に実環境に関する注釈情報を重ね合わせ表示することである.筆者らは, 入力映像とパノラマ画像の位置合わせにより, パノラマ画像上に配置された注釈情報を入力映像へマップするアプローチを提案し, アフィン変換による近似的な位置合わせパラメータの高速推定手法を示した.しかしながら, アフィン変換による近似には限界があり, 利用可能な局面が制限される問題点があった.そこで, 本研究では, 位置合わせ手法を改良して, 射影変換による位置合わせパラメータの高速推定を可能とする.提案手法は, アフィン変換では近似が難しい条件下でも安定して位置合わせが実現でき, 改良前の手法と比べて計算コストが10-20%しか増加せず, ソフトウェアによる実時間処理を実現できることを実験的に検証した.
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-01-11

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