多視点透視投影画像の因子分解
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概要
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Tomasi-Kanade らによって導入された因子分解法は、画像上の点の位置を成分に持つ計測行列Wを、カメラの運動を表現する行列Mと対象の形状を表現する行列Sの積にW=MSと分解することで、多視点の画像系列から対象形状と各視点の相対位置を同時に求める。ただし、因子分解法は画像の形成に正射影などの線形近似をすることで可能になるとされてきた。しかし、いわゆる Projective Reconstruction の範囲内ではあるが、完全な透視投影の元でも、多視点画像系列から得られた対応点の画像座標によって構成される観測行列を、それらの点の空間座標の組と各視点の透視投影行列の組に因子分解することが可能である。本稿ではその理論を示し、多視点画像からの対象形状と運動の同時復元の手法を示す。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-23
著者
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