類似度評価値の正規化による統合文字認識システムの実現と評価

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概要

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本報告では,類似度評価値の正規化を用いてオンライン手書き文字認識手法とオフライン文字認識手法を統合した文字認識システムの実現と評価について述べる.実現においては,オンライン手法の利点とオフライン手法の利点の融合を指針とした.統合の結果,オンライン手書き文字データベース「kuchibue」による実験では,オンライン認識システム単独87.5%,オフライン認識システム単独86.8%の1位認識率に対し,統合認識システムで92.8%の認識率を達成した.また,5位累積では99.0%の認識率を達成した.さらに,オンライン手法が不得意とする筆順違いや重ね書き及びオフライン手法が不得意とする崩し字等の認識も行えることが確認できた.また,オンライン手法の特徴である構造的字体学習が統合認識システムでも機能するように構成した.
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-01-10

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