パネル討論「分散環境における協調の方法とその支援ツール」にあたって
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概要
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近年CSCL(computer supported collaborative learning)という、グループで学習する行為を支援するシステムに注目が集まっている。CAI,ICAI,ILE,ITSといった、これまでは個別学習の支援を試みてきた教育システムは、グループ的な扱いはシステムを運用する現場に任されており、システムそのものがグループの学習を扱うことはなかった。しかし、個別の形態の学習支援を含むものの、複数人の学習者で学ぶことを支援する研究が、ここ数年で急速に現れてきた。このような変革の中で、CSCLはどのような学習形態をめざし、どのように支援していくのか、また、どの程度人間にとって受け入れすいものかを考えることは、CSCL研究にとって有益な指針を与えることになるだろう。そこで、この分野と関連分野でご活躍の4人のパネラーにCSCL研究、認知研究、internet利用の学習実践の立場から、CSCLについて意見を述べていただくことを考えた。本パネルから、CSCLにおける協調・学習の形態とそれをサポートするツール構築のための必要な研究、技術を見いだすことが、パネルの目的である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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