MMIC開発におけるマイクロ波回路シミュレーション技術の確立方法
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概要
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マイクロ波回路シミュレーション技術は、 多くの用途があるが、 その一つにMMICの試作の代替によるTAT(開発期間)の短縮がある。このツールに使用するには、当然IC特性を精度よく予測できることが求められる。しかし、市販ソフトがこの要求を十分に満たしているとは言い難い。そこで市販品を利用する側でも、使いこなす工夫(技術開発)が必要になり、以下に具体例を示す。すなわち、GaAsMESFETを用いたMMICは、(i)事前に作製したチップエレメント(FETや受動素子)の特性に基づいて、(ii)ICチップの回路構成と特性を回路シミュレーションで求め、次いで(iii)このチップを再現よく作製→計測して、(iv)良品のみPKG(パッケージ)に装着→計測することで完成する。このため、MMICの試作代替に使える回路シミュレーション技術を確立する過程では、(i)〜(iv)に関する要素技術の開発が重要になる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
宇田 尚典
三洋電機株式会社マイクロエレクトロニクス研究所
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原田 八十雄
三洋電機(株) マイクロエレクトロニクス研究所
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宇田 尚典
三洋電機(株)マイクロエレクトロニクス研究所
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原田 八十雄
三洋電機株式会社マイクロエレクトロニクス研究所
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