超並列計算機向きプロセッサ結合網SRT
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在までに、マルチプロセッサ結合網として様々なネットワークが提案されている。数百万のPEを結合する大規模超並列システムに適合する結合網には、システムが大規模化してもノード当りのリンク数が少数であること、実装性、耐故障性などの要件が求められる。本論文で提案するShifted Recursive Torus (SRT)は、ノード当りのリンク数を固定し、配線方向が縦横のみに限定階層構造を有する結合網である。SRTは1次元で定義でき2次元及び3次元へ拡張が容易であり、ハイパーキューブに比べノード当りのリンク数に対し平均距離が小さい。本論文では、1次元SRT及び2次元SRTの平均通信距離及び最大直径を評価した。その結果、1次元 SRTはノード数が2倍になると平均通信距離が約1.3倍、2次元SRTはノード数が4倍になると平均通信距離が約1.3倍となることが分った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-20
著者
関連論文
- 動的リコンフィギャラブルプロセッサにおける並列タスクのデータ転送を隠ぺいするための効果的な処理法(設計技術,リコンフィギャラブルシステムとその応用論文)
- 遠隔日本語学習コースウェアの設計条件 : システム・エンジニアのためのコースウェア開発に向けて
- 大規模サーバにおけるウイルス検査システムの運用法
- 没入型3次元仮想現実体感システムCAVEとAVSを用いたナノテク用新材料の電子状態の可視化(HPC-5 : 科学技術計算)(2004年並列/分散/協調処理に関する『青森』サマー・ワークショップ(SWoPP青森2004) : 研究会・連続同時開催)
- モーションキャプチャを用いた仮想都市環境移動インタフェースの構築
- ギガビットネットワークを利用した広域分散並列処理の研究
- 仮想力覚を用いた共有型陶磁器造形システムの構築
- 仮想現実空間における手形状力覚提示装置を用いた意匠設計支援システム
- D-10-5 仮想現実環境を用いた遠隔ロボット操作インターフェースの構築
- D-10-4 IPネットワークを利用した遠隔操作ロボットシステムの構築