大きな構造要素が使える画像の高速モルフォロジーハードウェア
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概要
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信号処理の一手法としての数学的モルフォロジー演算は特に画像処理の分野において従来よりさまざまな応用が考え出されており,ノイズ除去,境界線の平滑化,形状記述,テクスチャ解析等その有用性は非常に高い.モルフォロジー処理の基本となる演算は集合理論の演算として記述されるDilation,Erosionであり,これらはand,orを用いた論理式で表現することが可能である.ところがモルフォロジー処理を含む画像の局所並列演算はノイマン型の計算機上に実装した場合,メモリアクセスのボトルネックにより一画面を処理するのにかなりの時間がかかってしまい,ビデオ画像のようなスループットの高い情報を扱うことは困難であった.またCytocomputerのような高速な画像処理を目的としたハードウェアにおいても,パイプライン1段において扱える構造要素が極めて狭いという欠点があった.本論文ではまず,画像のモルフォロジー処理を高速化するためのアルゴリズムを示し,次に2値化されたビデオ信号を実時間で処理するための専用のハードウェアにこれを適用し,最後にこの装置を実際に組み込んだ医用への応用例を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-25
著者
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海老澤 嘉伸
静岡大学工学部システム工学科
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海老澤 嘉伸
静岡大学工学部
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海老澤 嘉伸
静岡大学工学部光電機械工学科
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小島 昭二
静岡大学工学部光電機械工学科
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宮川 達夫
静岡大学工学部光電機械工学科
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小島 昭二
静岡大学大学院電子科学研究科
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宮川 達夫
静岡大学大学院電子科学研究科
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宮川 達夫
工学部光電機械工学科
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宮川 達夫
静岡大学工学部
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