連続点滅光のサッカード定位誤りによるサッカードに伴う注意移動に関する検討
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概要
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暗闇で点滅刺激を眼の前にしてサッカードを起こすと, 点滅刺激の他に複数の見かけの刺激が観察される.我々の以前の研究で, 最後に知覚した見かけの刺激の知覚位置が, 被験者に教示として与えた注意の向ける方向に依存するという結果を得た.しかし, 注意をある特定の方向に向けたままサッカードを起こせるかどうかの疑問もあった.本報告では, まず, 注意を強く引く刺激をいくつかの方法で提示し, 注意が定位に影響するという考えを支持する結果を得た.さらに, 見かけの刺激は, 注意の向ける位置に現れるのではなく, サッカードに伴う注意の移動分だけが実際の位置からずれて見えることを示唆する結果を得た.それらの結果を用いてサッカードに伴う注意の動きについて考察した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-12-01
著者
-
海老澤 嘉伸
静岡大学工学部システム工学科
-
海老澤 嘉伸
静岡大学工学部
-
藤原 耕太郎
静岡大学工学部システム工学科
-
緒方 克樹
静岡大学工学部システム工学科
-
緒方 克樹
静岡大学工学部
-
海老澤 嘉伸
静岡大学
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