密閉型高出力空中超音波センサの検討

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概要

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円環状圧電素子を貼りつけた薄いステンレス板を振動部として、これを1次の共振モードで振動させることで、従来の密閉型センサに比べて圧電素子にかかる力を軽減できる可能性があると考え、超音波センサの設計、試作、および動作特性の検討を行った。その結果、従来のセンサと比べて5〜10dB高い音圧値を得ることができた。また、このセンサの最大出力音圧を制限しているものは圧電素子と振動板との間の接着剤の強度の低下によるものと考察し、ステンレス板と比べて同振幅振動時において接着剤にかかる力が少ないアルミ板、チタン板を振動板として使用し、同様の測定を行った結果、10〜20dB高い開口型センサに匹敵する高い音圧値が得られ、材料を変化することで更なる音圧の向上の可能性があることがわかった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-09-22

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