形状投影モデルに基づく多人数歩行画像の解析(画像信号処理及び一般)

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概要

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形状投影モデルに基づく多人数歩行画像の解析手法を提案する。画像情報を用いた歩行シーンの解析では、歩行者間のオクルージョンによる特徴抽出ミスおよびそれに伴う追跡精度の低下への対応が課題となる。提案手法では複数の歩行者からなる画像を個別の歩行者毎に分離して処理するのではなく、複数の歩行者投影像の重なり(群)として捉えることで、シーン全体の大局的な移動状態を検出する。多視点システムを利用し、視点位置・観測時刻の異なる複数の観測情報を統合することにより、オクルージョンの影響を低減しながら検出精度の向上を目指す。多視点情報の統合には歩行者の位置・速度を考慮した時系列フィルタを用いる。本報告では、我々の構築した多視点観測システムの概要、および歩行者の位置・速度分布検出手法について述べる。さらに、投影画像を使った計算機シミュレーションにより提案手法の有効性を示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-04-11

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