高齢者・障害者の移動支援のための要素システムの設計

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概要

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特に情報通信の立場から見た、高齢者・障害者のための移動支援システムの概念と開発状況について述べる。概念の設計にあたって、多様な障害に対応し、刻々変化する実世界に即応可能なシステムを目指す。そのため、4つの要素技術の研究開発を進めている。まず、多様な障害に対して、または複合した障害に対して、どのような移動支援タスクを設定すれば良いかを詳細に調査検討する事である。2番目は、配置場所周辺の環境をモニタし、路面状態、障害物、動物体などを検出する環境システムである。3番目は、移動しつつあるユーザの行為や、ユーザ近傍の環境をモニタし、ユーザの状態や意図を理解したり、障害物や動物体の接近を検出したりする移動システムがある。4番目はバリアフリー地図情報データベースの制作で、ユーザに適応したルート案内を目指している。
2001-08-17

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