空白領域に着目した文書画像の分割法とその識別法

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
さまざまな形式の文書画像(新聞、論文等)を、コンピュータで解析し、それに含まれる情報を抽出、理解、利用するといった研究が活発に行われている。これらの研究において、文書画像領域分割、領域識別は、重要な前処理的な役割を果たす。我々は、この領域分割、領域識別の手法について提案する。本方式は、領域分割対象画像の白画素に着目し、領域分割に有効な白画素矩形を抽出し、それらによって囲まれる領域を文書構成領域として抽出している為、複雑なレイアウトの文書に対して領域分割可能としている。また、領域識別では、特殊な周辺分布をとり、そのデータをウェープレット変換に似た変換を施すことにより、識別の難しい表と図の識別を可能としており、文字領域、表領域、写真領域、図領域の分割を可能とした。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-07-18

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク