有明海小型底曳網漁業における有用種の混獲投棄の実態
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概要
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当漁業の混獲による有用種の投棄の実態を定量的に把握するために14回の試験曳網が実施された。漁獲物は種ごとに体長・重量測定を行い,投棄尾数・重量を算出した。有用種の漁獲量は総漁獲量の平均67.4%であり,そのうちの約30%が投棄対象サイズであった。総投棄量に占める有用種の投棄割合は平均で39.3%であった。その中でも特にメイタガレイの投棄が顕著であり,有用種全投棄量の平均で38.5%を占めていた。メイタガレイの漁獲尾数に占める投棄尾数の割合は夏季に高く冬季に低い傾向にあり,平均76.1%であった。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2004-09-15
著者
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