水槽実験による Petersen 法の実用性の検討
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概要
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水槽実験によりPetersen法による個体数推定の精度を検討した。150トン水槽に平均全長109mmのシマアジの人工種苗1,200尾収容し, 全数の5%を左腹鰭, 10%を右腹鰭切除して標識した。1日2回のサンプリングを9回行い, 2回の合計を含め27回の個体数推定を行った。推定値の誤差は, 標識率が5%の場合は標本抽出率が10%以上のとき, また, 標識率が10%の場合には, 標本抽出率にかかわらず1,200尾±600尾の範囲におさまった。推定法の仮定は, 1回のサンプリングを除き満たされていた。標識率および標本数と精度の関係を検討し, 精度の良い推定には, 方法の仮定が満たされることに加え, 標識率に応じた大きい標本数が不可欠であることを明らかにした。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2001-03-15
著者
-
北田 修一
東京水産大学
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北田 修一
東京海洋大学海洋科学部
-
関谷 幸生
日本栽培漁業協会
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横田 賢史
東京水産大学
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関谷 幸生
(独)水産総合研究センター北海道区水産研究所
-
北田 修一
Department Of Marine Biosciences Tokyo University Of Marine Science And Technology
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