鹿児島湾におけるマダイの種苗放流効果
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概要
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鹿児島湾におけるマダイ放流効果調査データに基づき, '89〜'04年放流群の回収状況を推定評価した。また,放流年群別に推定した回収率に基づき,その年変動要因を検討した。その結果,'89〜'04年の放流魚混獲率(鼻孔隔皮欠損魚数/全調査尾数)は8.0〜73.5%であった。'89〜'95年放流群の累積回収率は2.6〜12.2%,経済効率(回収金額/放流直接経費)は1.4〜10.4と推定された。放流魚の回収率と混獲率は近年低下してきており,その要因として,関連予算削減に伴う放流サイズの小型化,海面生簑における中間育成の中止等の影響が考えられた。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2007-03-15
著者
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