複製を用いた大規模情報サーバの構築
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概要
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本稿では, 多数のクライアントからの要求を処理するための情報サーバ構築技術として、複製を用いたサーバの並列化技法について述べる。情報サーバを複数のサーバ計算機を使って構成し、クライアントに提供する情報の複製を各サーバ計算機に持たせる。これにより各サーバ計算機がクライアントからの要求を分担して処理することができ、サーバ全体としての処理能力が向上することが期待される。プロトタイプシステムを用いた単純な読み書き要求の処理能力を測定する実験では、2台のサーバ計算機を用いることによって、サーバ計算機が1台の場合に比べ、読み出し処理で2倍前後、書き込み処理で1.2〜2倍程度の性能向上が見られた。しかし、クライアントが大量の情報にアクセスした場合、サーバ計算機におけるファイルキャッシュの影響で処理性能そのものは低い値にとどまる場合があった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-07-26
著者
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