他のプロセスに与える影響が少ない実行時ミラーリングシステム(OS-5 : スケジューリング)
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概要
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ファイルシステムのミラーリングではその実行に関与している資源が多いが、そのひとつひとつを適切に考慮したスケジューリングを行う機構を作るのは困難である。そこで、特定のリソースに依らずミラーリングの進捗を見ることでスケジューリングを行うprogress-based regulationという手法が提案されている。この手法ではリソースの競合が起きたときに進捗が悪くなることを利用してスケジューリングを行っているが、大域的に進捗を見るためシステムの負荷が変動してからスケジューリングが行われるまでに大きなタイムラグがあるという難点がある。そこで、我々はミラーリングに関連が深い資源であるmbufの使用量の変化をもあわせてみることでこのタイムラグを減らすことを試みた。その結果、若干であるがタイムラグを減らすことに成功した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-08-04
著者
-
千葉 滋
東京工業大学大学院情報理工学研究科数理・計算科学専攻
-
千葉 滋
東京工業大学
-
柳澤 佳里
東京工業大学大学院情報理工学研究科数理・計算科学専攻
-
千葉 滋
東京工業大学数理・計算科学専攻
-
柳澤 佳里
東京工業大学:(現)日本電信電話(株)nttサイバースペース研究所
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