ポスト・オブジェクト指向技術の応用としての高信頼ソフトウェア(ディペンダブルコンピュータシステム及び一般)

概要

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コンピュータシステムの信頼性は、ハードウェアとソフトウェアの両面から達成されるものである。本講演はソフトウェアの面からの信頼性の達成について考える。ソフトウェアの信頼性を高めるための課題は、信頼性にかかわるコードをそのソフトウェアの残りの部分から分離できるようにすることである。現在の技術では、そのような分離は困難であるため、ソフトウェア全体を高信頼化のための専門知識をもった技術者が開発しなければならない。これは高信頼ソフトウェアの開発コストを押し上げる要因となってきた。この問題を解決するために、高信頼化のためのコードを独立したコンポーネントとして分離する技術がさかんに研究されている。このような分離が可能になれば、高信頼化にかかわるコンポーネントだけを高信頼化の専門家が開発し、ソフトウェアのそれ以外の部分は非専門家が開発することが可能になる。本講演は、このような技術の例として、アスペクト指向プログラミングや生成的プログラミングについて述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-04-09