パネルディスカッション : 音楽情報科学と音楽学、作曲、そしてその教育
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概要
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音楽学/音楽と情報理論の関りは20世紀前半にまで遡摘することができる。しかしながら、近年の日本における音楽学/音楽と情報処理の学際的研究はアンバランスに進んでいるように思われる。情報処理学会からは、音響、音源分離やパフォーマンスデータに関する地道な研究成果が報告され、作曲家たちは自らのシステム環境に合わせて新しい形態の作品を発表しているのに比べ、音楽学会側からの情報処理的なアプローチは極めて少ない。このような反省に基づき、今回のパネルディスカッションでは、音楽学/音楽の立場から、研究/教育/創造における情報科学利用の現状と問題点の提示を試みる
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-05-31
著者
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