生活医療情報の組織化におけるサイバーコモンズモデル

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概要

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現在,核家族化,女性の就業増加,子育て環境の不整備などから少子化が進み,親同士の交流機会が減少してきている.そのため,子供が病気になったとき,知識が少なく情報もうまく収集利用できない.また,子育ての悩みを一人で抱え込んでしまう親も多く,最悪の場合,幼児虐待につながる. これに対応するために,一般人が医療機関にかかるまでの判断,応急処置を生活医療として,そこにおける生活医療情報の組織化を目的としたシステム,生活医療支援協調システム(LACS)を提案する.その中で,親の意思決定プロセスに注目し,インターネット上の情報の紹織化を行う. そして,このシステムを利用し情報の交換,共有することで,情報を的確に迅速に利用できるようになり,ユーザ同士のコミュニケーションを促進させる新たなサイバーコモンズが生成すると考えられる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1999-07-16

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