情報システムの実施過程に関する相互作用アプローチ
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概要
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情報システム開発過程の実施理論的研究においては、情報システムの実施に関与する人々の間に生ずる相互作用に注目する行動科学的な研究が必要とされていることを論じた。相互作用アプローチの具体化を図るために、情報システム実施における関与者のモデルとしてTriad Mode1を、変革過程のモデルとしてUnfreezing-Changing-Refreezingモデルを用いて、情報システムの実施過程についての質問紙法による実態調査を行なった。調査結果にもとづいて、情報システムの実施過程に関するパス・モデルを構築したところ、実施初期の段階でのユーザ部門とシステム部門との間の相互作用が、実施過程全体にとって重要であること、および変革の実行段階でのトップの参画が、情報システムの普及にとって重要であることが判明した。これらの結果は、一般化にあたって、調査方法、および調査対象やその数といった制約を受けているが、相互作用アプローチの意義を、数量化手法によって示すことができたと考えられる。
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
著者
-
松田 武彦
産業能率大学
-
太田 敏澄
電気通信大学大学院情報システム学研究科
-
太田 敏澄
豊橋技術科学大学
-
青木 武典
Nccソフトウエアエンジニアリング
-
松田 武彦
東京工業大学
-
太田 敏澄
電気通信大学
-
太田 敏澄
電通大
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